禁じられた音楽
──Lucky Daye
──Lucky Daye
【INTODUSK NEWS】
031
ライターのWADAです。
今日の主役は──
Lucky Daye / ラッキー・デイ
ニューオーリンズの小さな教会。
ここで育った少年は、ラジオも世俗の音楽も禁じられた世界で過ごしていた。それでも音楽への衝動は抑えきれず、こっそり聖歌集をポップソングに変えて歌っていた。それがLucky Dayeにとっての“最初の作曲”だった。
やがてハリケーン・カトリーナが街を襲い、彼は故郷を離れることになる。アトランタ、ロサンゼルス──と渡り歩き、ソングライターとしての長い下積みが始まる。Ne-Yo、Mary J. Blige、Ella Mai…数えきれないほどの楽曲を裏方として手がけながらも、自分の声がオモテ舞台に届く日はなかなか訪れなかった。
そして30代半ば。ようやくスポットライトを浴びると、人は彼を「遅咲きの奇跡」と呼んだ。デビュー作『Painted』(2019)はグラミー賞に4部門ノミネート。続く『Candydrip』(2022)ではさらに進化を遂げ、R&Bアルバム部門でのグラミー受賞を果たした。ストリーミングは世界で数億回を超え、Spotifyでは毎月数百万人が彼の声に耳を傾けている。
かつて“禁じられた音楽”を夢見た少年は、いまやグラミーを手にするアーティストとなった。Lucky Daye──その名が示すように、彼は音楽で人生を塗り替え、ラッキーを自らの手で掴み取った。
そして今、次のアルバム制作に取りかかっているとも噂されている
Instagram
@iamluckydaye
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